山梨県の赤ワインの選び方|品種やブレンドに注目したおすすめ日本ワイン
Vin de Japan編集部公開

日本ワイン発祥の地とされる山梨県。本記事では、山梨県の赤ワインを選びたい方に向けて、栽培されているブドウ品種の特徴や、単一・ブレンドといった造りの違いから好みの1本を見つける選び方の観点を解説します。
日本を代表するワイン産地として知られる山梨県。白ワインの甲州が有名ですが、実は赤ワインでも魅力的な銘柄が数多く造られています。「山梨県の赤ワインを飲んでみたいけれど、どれを選べばよいか迷ってしまう」という方も多いのではないでしょうか。
山梨県では、日本固有の品種であるマスカット・ベーリーAをはじめ、メルローなどの欧州系品種まで、多彩なブドウから個性あふれる赤ワインが生み出されています。この記事では、山梨県の赤ワインの特徴や、好みの1本を見つけるための選び方のポイントを分かりやすく解説します。

「ワイン県」山梨の赤ワインとブドウ品種
県の説明によると、山梨県は日本ワイン発祥の地であり、ワインの生産量とワイナリー数は日本一とされています。2013年7月にはワインの地理的表示(GI)「山梨」が指定され、2019年8月7日には県知事によって「ワイン県」が宣言されました。
ブドウ栽培に適した気候と土壌にも恵まれています。県の説明では、一年を通じて雨や雪が比較的少なく、日照時間が長く日較差が大きい気候とされています。また、花崗岩や安山岩からなる土壌は土層が深く、水はけが良いことも特徴です。
当サイト『Vin de Japan』では、山梨県の赤ワインを全117本(41ワイナリー)収録しています。収録しているブドウ品種の内訳を見ると、日本固有品種から欧州系品種まで幅広く造られていることが分かります。
- マスカット・ベーリーA:34本を収録しています。Vin de Japanに収録している山梨県の赤ワインの中で最も多く収録されている品種です。
- カベルネ・ソーヴィニヨン:20本を収録しています。
- メルロー:カベルネ・ソーヴィニヨンと同じく20本を収録しています。
- ピノ・ノワール:5本を収録しています。
- ブラック・クイーン:3本を収録しています。
山梨県の赤ワインを選ぶ「3つのポイント」
ラベルやボトルの商品説明を確認する際は、ブドウの品種構成や栽培環境、醸造方法に注目してみましょう。ここでは、好みの味わいを見つけるための3つのポイントを紹介します。
1. 単一仕立てか、複数の品種のブレンドか
ブドウの品種構成は、味わいの方向性を決める大きな要素です。特定の品種の個性をそのまま生かした単一品種仕立てのほか、異なる品種を組み合わせたブレンド(アッサンブラージュ)のワインも多く造られています。たとえば、メルローにシラーやマスカット・ベーリーAを合わせるなど、調和を追求した造り手の工夫が光ります。
2. 栽培地と栽培方法へのこだわり
山梨県内でも、畑が位置する地域や環境によってブドウの育ち方は異なります。甲州市勝沼町をはじめ、韮崎市穂坂町や山梨市牧丘町、標高350m地点の甲府市善光寺町など、地域ごとのロケーションに注目してみましょう。また、自社管理畑での厳選や自園での減農薬栽培、棚式一文字短梢栽培といった畑でのアプローチも参考になります。
3. 樽熟成や添加物へのアプローチ
ブドウが収穫された後の醸造工程によっても、仕上がりの印象は変わります。木樽を用いた樽熟成によって豊かな果実味を引き出すアプローチがある一方で、酸化防止剤である亜硫酸を無添加で仕込むスタイルも見られます。どのような造りを目指しているのかを読み取ることで、料理やシーンにぴったりの1本を選びやすくなります。
編集部が選ぶ、山梨県の赤ワイン6選
『Vin de Japan』に収録している山梨県の赤ワイン117本の中から、6本を厳選しました。(※評価や順位付けではありません)
まとめ
山梨県の赤ワインは、マスカット・ベーリーAやメルローなどの品種の個性はもちろん、単一品種かブレンドか、そして産地の環境や醸造へのアプローチによって多様なスタイルが存在します。日照時間や水はけに恵まれた風土のもと、それぞれの造り手が個性を引き出しています。
お気に入りの1本を選ぶときは、使用されている品種や栽培地、熟成方法などに注目してみるのがおすすめです。気になるボトルの説明文を読み比べながら、好みの味わいや食卓にぴったりの山梨県産赤ワインを探してみてください。
出典・参考資料
- 「ワイン県宣言」について(山梨県/本文(宣言の日付は令和元年8月7日、宣言者は知事と記載))
- 果実酒に関するもの(国税庁 東京国税局/地理的表示「山梨」について)
- 太陽と水に恵まれた美酒の産地「山梨」/美酒美県やまなし(山梨県/トップページ本文)
件数・本数はVin de Japanに収録しているワインの範囲で集計したものです。 価格・在庫は各販売サイトで最新の情報をご確認ください。











