長野県の赤ワインの選び方|おすすめ日本ワインとブドウ品種
Vin de Japan編集部公開

長野県の赤ワインの特徴や4つのワインバレー構想を整理しつつ、主要品種であるメルローをはじめとするブドウ品種の違いや醸造・熟成方法から、自分好みの1本を見つける選び方を解説します。
日本を代表するワイン産地のひとつとして知られる長野県。「メルローが有名と聞くけれど、銘柄によってどんな違いがあるのか」「自分好みのボトルはどう選べばよいのか」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
長野県では、ヨーロッパ系品種を中心に多彩なブドウ栽培や独自の醸造アプローチが行われており、表情豊かな赤ワインが数多く造られています。この記事では、長野県の赤ワインの特徴や産地の取り組みを整理しながら、ボトルの商品説明を手がかりに好みの1本を選ぶポイントを分かりやすく解説します。

長野県の赤ワインの特徴と「信州ワインバレー構想」
長野県は2013年3月に信州ワインバレー構想を策定し、県産ワインのブランド化を進めています。この構想では、県内の産地を桔梗ヶ原・日本アルプス・千曲川・天竜川という4つのワインバレーとして紹介しているのが特徴です。
なかでも塩尻市の桔梗ヶ原は、寒冷地では栽培が難しいとされていたメルローの栽培研究を重ね、県内に根づかせた先駆けとされています。また、千曲川ワインバレーは、降水量が少なく日照時間が長い気候と水はけの良い土壌が、ワイン用ぶどうの栽培に適しているとされています。
当サイト『Vin de Japan』では、長野県の赤ワインを全372本(60ワイナリー)収録しています。品種別の内訳を見ると、メルローを中心に様々な赤ワイン用品種が栽培・醸造されていることが分かります。
- メルロー:177本を収録しています。Vin de Japanに収録している長野県の赤ワインの中で最も多くを占める中心的な品種です。
- カベルネ・ソーヴィニヨン:60本を収録しています。
- ピノ・ノワール:51本を収録しています。
- マスカット・ベーリーA:41本を収録しています。
- カベルネ・フラン:36本を収録しています。
長野県の赤ワインを選ぶ3つのポイント
長野県の赤ワインは、ブドウ品種の個性や醸造・熟成のアプローチ、ブドウが育った畑の環境によって多彩なスタイルが存在します。ボトルの商品説明を手がかりに、次の3つのポイントに注目してみましょう。
1. ブドウ品種による個性と香りの広がり
長野県の赤ワインを選ぶ際は、まず品種ごとの香りと味わいの特徴に目を向けるのがおすすめです。ふくよかな果実味や柔らかな骨格を持つメルローだけでなく、ブラックチェリーや腐葉土のような複雑な香りを放つカベルネ・フラン、黒い果実にハーブやスパイスが調和するシラーなどがあります。さらに、甘い香りが特徴的なコンコードを用いた辛口ワインもあり、品種ならではの表情から選ぶ楽しさがあります。
2. 樽熟成や発酵へのアプローチ
造り手が取り入れる仕込みや熟成の手法も、赤ワインの風味を大きく左右します。フレンチオーク樽で8か月間熟成させて香りに落ち着きを持たせたものや、古樽で9ヶ月間熟成させて果実味を引き出した銘柄など、樽熟成による調和に注目してみましょう。また、培養酵母を使わずブドウに付着した野生酵母で発酵させるなど、ナチュラルな造りにこだわったボトルも見られます。
3. 栽培エリアと自社畑のテロワール
原料となるブドウがどこで収穫されたかという産地情報も大切な判断材料です。塩尻や信州松本平といった地域で収穫されたブドウを用いる銘柄のほか、南信州の自社畑や自家農園で育てられたブドウを用いた自社畑産の一本も存在します。それぞれの土地の気候や畑のロケーションがもたらす個性を感じながら選んでみてください。
編集部が選ぶ、長野県の赤ワイン6選
『Vin de Japan』に収録している長野県の赤ワイン372本の中から、6本を選びました。(※評価や順位付けではありません)

まとめ
出典・参考資料
- 信州ワインバレー構想 グレードアップ版2020(令和2年12月)(長野県/第1章 はじめに 1.構想策定の背景と趣旨(p.3)/信州ワインバレー構想の目指す姿(p.4))
件数・本数はVin de Japanに収録しているワインの範囲で集計したものです。 価格・在庫は各販売サイトで最新の情報をご確認ください。











